1. 第七十二候 鶏始乳 にわとりはじめてとやにつく

  2. 第七十一候 水沢腹堅 さわみずこおりつめる

  3. 第七十候 款冬華 ふきのはなさく

  4. 第六十九候 雉始雊 きじはじめてなく

  5. 第六十八候 水泉動 しみずあたたかをふくむ

  6. 第六十七候 芹乃栄 せりすなわちさかう

  7. 第六十六候 雪下出麦 ゆきわたりてむぎのびる

  8. 第六十五候 麋角解 さわしかのつのおつる

  9. 第六十四候 乃東生 なつかれくさしょうず

  10. 第六十三候 鱖魚群 さけのうおむらがる

  11. 第六十二候 熊蟄穴 くまあなにこもる

  12. 第六十一候 閉塞成冬 そらさむくふゆとなる

名前の通り、森の中の、木の上で生活するモリアオガエル(森青蛙)。アマガエルより大きく、樹上で暮らすために発達した手足の大きな吸盤と大きなおめめが愛らしい、緑色のとても美しいカエルです。

そのモリアオガエルがこの季節、池や沼、水田の上にさしかかる木の枝に白い泡のような卵塊を産みます。1週間ほどして泡の中の卵が孵り、ちょうどおたまじゃくしになった頃、雨が降り、卵塊が溶け崩れて水の上に次々と落ちていきます。やがて成長したカエルは水辺を離れ、また木の上に登って暮らしています。この時期に雨が降ることを前提に、いのちを繋いでいく貴重な日本の固有種。若葉に咲く大きな花のように見える白い卵塊も、この季節にしか見られない美しい光景です。