1. 第五十五候 山茶始開 つばきはじめてひらく

  2. 第五十四候 楓蔦黄 もみじつたきばむ

  3. 第五十三候 霎時施 こさめときどきふる

  4. 第五十二候 霜始降 しもはじめてふる

  5. 第五十一候 蟋蟀在戸 きりぎりすとにあり

  6. 第五十候 菊花開 きくのはなひらく

  7. 第四十九候 鴻雁来 こうがんきたる

  8. 第四十八候 水始涸 みずはじめてかるる

  9. 第四十七候 蟄虫坏戸 むしかくれてとをふさぐ

  10. 第四十六候 雷乃収声 かみなりすなわちこえをおさむ

  11. 第四十五候 玄鳥去 つばめさる

  12. 第四十四候 鶺鴒鳴 せきれいなく

如月/3月

別名、小草生月(おぐさおいづき)。西暦では3月。樹木の春は遅いが、小さなくさぐさの春は早く、大地が一気に緑で覆われていく。
生命力の強い雑草たちは芽生えると同時に、一気に小さな花を咲かせる。この季節の伝統的な行事は「踏青(とうせい)」で、青を踏むこと。
緑の大地を裸足で歩いて、植物の生命力を足の裏からダイレクトにとりいれる昔からの風習。
かつてはこの頃、自然と交感する「山入り、浜下り」などの風習が全国にあった。節気では「啓蟄(けいちつ)で、土中の虫が這い出すころ。