1. 第二十七候 梅子黄 うめのみきばむ

  2. 第二十六候 腐草為螢 くされたるくさほたるとなる

  3. 第二十五候 蟷螂生 かまきりしょうず

  4. 第二十四候 麦秋至 むぎのときいたる

  5. 第二十三候 紅花栄 べにばなさかう

  6. 第二十二候 蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ

  7. 第二十一候 竹笋生 たけのこしょうず

  8. 第二十候 蚯蚓出 みみずいずる

  9. 第十九候 蛙始鳴 かわずはじめてなく

  10. 第十八侯 牡丹華 ぼたんはなさく

  11. 第十七候 霜止出苗 しもやみてなえいずる

  12. 第十六候 葭始生 あしはじめてしょうず 

冬枯れの季節に咲く黄色の花。

石蕗(つわぶき)。

石蕗は崖っぷちのような厳しい場所に咲いていたのでこの名がある。

とはいえ、葉っぱがつややかなので、読みはつわぶき。

俳諧では略して、つわ、もしくはつわの花。

つわの花心の崖に日々ひらく 白虹

寒い中で咲く眩しいほどの黄色を、

昔も今も、心に灯り続ける希望の光として見る人がいる。

心の崖に日々ひらく花。