1. 第二十七候 梅子黄 うめのみきばむ

  2. 第二十六候 腐草為螢 くされたるくさほたるとなる

  3. 第二十五候 蟷螂生 かまきりしょうず

  4. 第二十四候 麦秋至 むぎのときいたる

  5. 第二十三候 紅花栄 べにばなさかう

  6. 第二十二候 蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ

  7. 第二十一候 竹笋生 たけのこしょうず

  8. 第二十候 蚯蚓出 みみずいずる

  9. 第十九候 蛙始鳴 かわずはじめてなく

  10. 第十八侯 牡丹華 ぼたんはなさく

  11. 第十七候 霜止出苗 しもやみてなえいずる

  12. 第十六候 葭始生 あしはじめてしょうず 

風雪に耐えながら鮮やかな緑を保つ常磐の松、
節目をつけて勢いよく成長する竹、
寒い中でどの花よりも早く香り高く咲く梅。

松竹梅の始まりは
「歳寒の三友(さいかんのさんゆう)」。
その出典は孔子の『論語』にある。

松竹梅は厳しいときに支えてくれる
三人の友を意味し、
どんなときも正直につきあえる友、
困ったときに親身になって動いてくれる友、
博識で冷静な判断をしてくれる友。

この三友を松竹梅にたとえたことに由来し、
こうした友を持つ人は厳しい状況にあっても
悲観することなく、よい人生を送れることから、
やがていかなる困難も乗り越え、
強い志を持つ人を象徴するようになり、
長い年月を経て、寿ぎのシンボルとなった。
―和暦日々是好日より