1. 第五十五候 山茶始開 つばきはじめてひらく

  2. 第五十四候 楓蔦黄 もみじつたきばむ

  3. 第五十三候 霎時施 こさめときどきふる

  4. 第五十二候 霜始降 しもはじめてふる

  5. 第五十一候 蟋蟀在戸 きりぎりすとにあり

  6. 第五十候 菊花開 きくのはなひらく

  7. 第四十九候 鴻雁来 こうがんきたる

  8. 第四十八候 水始涸 みずはじめてかるる

  9. 第四十七候 蟄虫坏戸 むしかくれてとをふさぐ

  10. 第四十六候 雷乃収声 かみなりすなわちこえをおさむ

  11. 第四十五候 玄鳥去 つばめさる

  12. 第四十四候 鶺鴒鳴 せきれいなく

小鳥たちが春を感じて、囀(さえず)り始めます。冬の間はジジジジとか、ジュクジュクとか地鳴きのみだったのが、春を感じていよいよ繁殖期に入ると、高らかに歌い始めます。わかりやすいのはシュジュウカラです。高い梢の先に停まって、ツツピー、ツツピー、ツツピーと勢いよく鳴き出します。

うちの近所では冬の間、単独行動をしていたカワセミがペアになって、しきりに鳴き交わしています。チー、チーと耳を突くような高周波の鳴き声です。

これはわが家にやってきたメジロです。メジロは果物が大好き。冬の厳しい時期だけ柑橘類を出していますが、その週間もそろそろ終わり。エサに困らなくなると、あまりやって来なくなります。

そして音といえば、ミツバチの羽音も嬉しい音のひとつです。梅の花によく来ていますので、ちょっと耳を澄ませてみてください。

3月梅とミツバチ