小鳥たちが春を感じて、囀(さえず)り始めます。冬の間はジジジジとか、ジュクジュクとか地鳴きのみだったのが、春を感じていよいよ繁殖期に入ると、高らかに歌い始めます。わかりやすいのはシュジュウカラです。高い梢の先に停まって、ツツピー、ツツピー、ツツピーと勢いよく鳴き出します。
うちの近所では冬の間、単独行動をしていたカワセミがペアになって、しきりに鳴き交わしています。チー、チーと耳を突くような高周波の鳴き声です。
これはわが家にやってきたメジロです。メジロは果物が大好き。冬の厳しい時期だけ柑橘類を出していますが、その週間もそろそろ終わり。エサに困らなくなると、あまりやって来なくなります。
そして音といえば、ミツバチの羽音も嬉しい音のひとつです。梅の花によく来ていますので、ちょっと耳を澄ませてみてください。