1. 第三十一候 温風至 あつかぜいたる

  2. 第三十候 半夏生 はんげしょうず

  3. 第二十九候 菖蒲華 あやめはなさく

  4. 第二十八候 乃東枯 なつかれくさかるる

  5. 第二十七候 梅子黄 うめのみきばむ

  6. 第二十六候 腐草為螢 くされたるくさほたるとなる

  7. 第二十五候 蟷螂生 かまきりしょうず

  8. 第二十四候 麦秋至 むぎのときいたる

  9. 第二十三候 紅花栄 べにばなさかう

  10. 第二十二候 蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ

  11. 第二十一候 竹笋生 たけのこしょうず

  12. 第二十候 蚯蚓出 みみずいずる

 

【拝み虫】
カマキリの別名。カマキリの存在は生態系の豊かさの証明で、人間にとってはなるべく畑にいてもらいたい益虫です。生まれたての赤ちゃんも立派に鎌を持ち上げる姿はなんとも愛らしいもの。カマキリだけでなく、さまざまな虫の姿を目にするようになる季節です。トンボやカメムシなど、他の多くの虫たちもよくみるとしきりに手をすり合わせています。虫の手脚にはミクロの突起があり、つかまる力だけではなく、匂いや味を感じるセンサーの役割も果たしているため、付着する汚れをつねに落とす必要があります。蠅(はえ)の字は手をすり合わせる姿が縄をなっているようにみえることに由来します。

やれ打つな蝿が手をすり足をする 小林一茶