1. 第二十七候 梅子黄 うめのみきばむ

  2. 第二十六候 腐草為螢 くされたるくさほたるとなる

  3. 第二十五候 蟷螂生 かまきりしょうず

  4. 第二十四候 麦秋至 むぎのときいたる

  5. 第二十三候 紅花栄 べにばなさかう

  6. 第二十二候 蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ

  7. 第二十一候 竹笋生 たけのこしょうず

  8. 第二十候 蚯蚓出 みみずいずる

  9. 第十九候 蛙始鳴 かわずはじめてなく

  10. 第十八侯 牡丹華 ぼたんはなさく

  11. 第十七候 霜止出苗 しもやみてなえいずる

  12. 第十六候 葭始生 あしはじめてしょうず 

「春の光」といえば、春の山、春の川のように春全般に使われる季語ですが、「光の春」といえば、立春の頃に限定された季語になります。

立春の気温はまだ低く、寒さの厳しさを感じる頃ですが、どんなに寒く、どんな大地が凍っていても、光だけは春を感じさせてくれる。「光の春」にはそんな意味合いがあります。

実際に立春の頃の太陽の強さはすでに冬至の1.5倍。昼の長さは1時間以上長くなっています。

そして春の後半には「音の春」という言葉があります。

雪解けの水が勢いを増し、滔々と流れる水の音。たとえ見えなくても、その音の力強さに春を感じることができます。

光も音もたくさんあれど、「春の光」なのか「光の春」なのか、「春の音」なのか「音の春」なのか、同じ春でも時期や意味合いが変わります。

立春を過ぎたら、「光の春」を感じてみてください✨

ふと見上げた都会のビルの隙間にも「光の春」は、見つかるかもしれません。